3PLとCLO-3

最初のコラムで、3PLには、「物流部の支援」と「物流統括管理者(CLO)への支援」の2つの側面を持つことが求められる時代が到来したと表現しましたが、ここではもう少し詳しく3PLとCLOについて取り上げていきたいと思います。
前コラムに続いて、ここではCLOと物流統括管理者の違いについて取り上げていきたいと思います。

CLOと物流統括管理者の違い

「物流統括管理者(CLO)のあるべき姿に関するワークショップ」提言の「物流統括管理者(CLO)に期待される姿」にもありますが、CLOと物流統括管理者は同じではありません。物流統括管理者にCLOの役割も期待しているため同義のように使われることが多いですが、違いがあることは理解をしておくべきだと思います。まずは、物流統括管理者を選任することからスタートすべきです。また、特定荷主であるかどうかにかかわらず選任すべきだと思います。
違いを整理してみましょう。

企業内における位置づけですが、同じです。経営の視点から各部門と全体最適を進めることが必要なためです。ただし、いわゆる物流部長とは異なることも理解が必要です。



対象業務では、物流統括管理者が法令で定められた範囲を担当するのに対して、CLOは前出の「ロジスティクスのビジョンや戦略の策定と推進」「顧客サービス水準の決定」「ロジスティクスの企画、管理、改革・改善」「リスク管理とコンプライアンス」「他社との共同による新たな施策の推進」「組織体制の整備と人材育成」などが求められています。この中には、物流統括管理者と重なるところが含まれています。



いろいろな報道について思うこと

物流統括管理者(CLO)について、いろいろなところで取り上げられています。特定荷主となる企業にとっては、いち早くキャッチアップし、さらに成果につなげていきたいと考えているためです。注目を浴びていることは、物流業界の地位向上につながりとても良いことだと思います。また、そのためのいろいろなイベントやセミナーが企画されています。
そこで少し気になるのは、「CLO選任義務化」などの表現です。今回特定荷主に選任義務があるのは「物流統括管理者」で「CLO」ではないということです。そして、役割が異なることは、前出のワークショップの提言にも記載があります。「物流統括管理者選任の義務化」から、地道なスタートを後押しすべきだと考えています。

CLOについての理解は進んでいますでしょうか?

(文責 中谷)

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出典
物流革新に向けた政策パッケージ 内閣官房
新物効法の施行について 国土交通省 
「物流効率化法」理解促進ポータルサイト https://www.revised-logistics-act-portal.mlit.go.jp/
CLOの役割と物流戦略 ロジ・ソリューション株式会社・日本ビジネスロジスティクス株式会社 共催セミナー資料
人材×変革 日本ロジスティクスシステム協会
物流統括管理者(CLO)に期待される姿 物流統括管理者(CLO)のあるべき姿に関するワークショップ